インビザライン矯正

インビザライン矯正後のリテーナーの使い方とは?特徴と注意点を解説

インビザラインで歯並びを整えた後、見た目がきれいになっても治療が完全に終わったわけではありません。矯正直後の歯はまだ動きやすく、放置すると少しずつ元の位置に戻ることがあります。こうした「後戻り」を防ぐために重要なのが、リテーナー(保定装置)です。
今回は、インビザライン矯正後に必要なリテーナーの基本と、特徴、注意点について、 新潟市南区の歯医者 大通り歯科が解説します。

1. インビザライン矯正後に必要なリテーナーとは

インビザライン矯正が終わった直後の歯は、骨や歯ぐきがまだ安定していないため、装置を外すと元の位置に戻りやすいことがあります。こうした「後戻り」を防ぐのに使うのがリテーナーです。

①歯は元の位置に戻ろうとする性質がある

矯正で動かした歯は、周囲の骨や歯ぐきが新しい位置に順応するまで時間がかかるとされています。その間、歯には自然な力がかかり、元の位置に戻ろうとすることがあります。

➁リテーナーの目的は歯並びを安定させること

リテーナーは歯の位置を固定し、骨や歯ぐきがしっかり安定するまで支える役割を持っています。初期の数か月〜1年ほどは、基本的に一日中装着するのが一般的です。

③保定期間は治療の「仕上げ」

矯正が終了しても、保定を怠ると数か月で歯が動いてしまう場合があります。治療の成果を長く維持するために、リテーナーの使用は欠かせません。

④使用時間は段階的に短縮されることも

歯の位置が落ち着くにつれて、日中の装着から夜間だけの使用に切り替えていくことが多いです。歯科医師の指示に従い、無理なく続けていくことが大切です。

⑤定期的なチェックで安定を確認することが大切

保定期間中は、リテーナーの状態や歯の動きを確認するために定期的な通院が必要です。自己判断で使用をやめると、後戻りのリスクが高まりやすくなります。

リテーナーは、矯正治療の成果を長く保つために欠かせない装置です。使用を続けることで、整った歯並びを安定させることが期待できます。

 

2. インビザライン矯正後のリテーナーの特徴

インビザライン矯正後には、同じような透明素材で作られた「マウスピース型リテーナー」が使われることがあります。ここでは、マウスピース型リテーナーの特徴を解説します。

①透明で目立ちにくい

透明な素材で作られているため、装着中も目立ちにくく、日常生活でも気になりにくい点が特徴です。人と話す機会が多い方にも適しているとされています。

➁厚みと強度のある素材

矯正中のマウスピースよりもやや厚みがあり、歯をしっかり支える構造になっています。強度が高いため、長期間の使用にも耐えやすく、歯並びを安定させるサポートが期待できます。

③オーダーメイドで高いフィット感

矯正終了時の歯並びに合わせて作製されるため、歯にぴったりとフィットし、装着時の違和感も少ないのが特徴です。

④必要に応じて交換することも

使用を続けるうちに変形や摩耗が起こることがあるため、すり減りが目立つ場合やフィット感が合わなくなってきた場合には、新しいリテーナーに交換することがあります。

⑤食事や歯磨きのときは取り外せる

食事や歯磨きの際は外すことができるため、装着中のストレスが少なく、清掃もしやすいとされています。ただし、外している時間が長くなりすぎないよう注意が必要です。

マウスピース型リテーナーは、見た目や使いやすさに配慮しながら、矯正後の歯並びを安定させるための大切な役割を持っています。きれいな歯並びを長く保つためにも、治療後は適切に使用していくことが重要です。
 

3. インビザライン矯正後のリテーナーの使い方と注意点

マウスピース型リテーナーは、正しい使い方を守ることで歯並びを安定させる効果が期待できます。ここでは、使用の基本と注意点を解説します。

①装着時間を守る

矯正直後は、1日20時間以上の装着が必要とされています。食事や歯磨き以外の時間はできるだけ装着し、歯が動かないようにしましょう。

➁食事や歯磨きの際は外す

飲食物の温度や汚れで、リテーナーが変形することがあります。飲食や歯磨きの際は必ず外し、装着前には歯と装置を清潔にしておきましょう。

③毎日の清掃が大切

使用後は水洗いし、やわらかいブラシで軽くこすって汚れを落としましょう。週に数回は専用の洗浄剤を使うと、より清潔に保ちやすくなります。

④高温や直射日光を避ける

リテーナーは熱に弱い素材のため、熱湯に浸けたり、車内など高温になる場所に放置したりしないよう注意が必要です。使用しないときは、専用ケースに入れて保管しましょう。

⑤違和感や痛みがある場合は相談を

強い圧迫感やズレを感じた場合は、歯が動いている可能性があります。無理に使い続けず、歯科医師に相談しましょう。

マウスピース型リテーナーは使いやすい反面、自己管理が重要です。日々の清掃と装着時間を守ることで、歯並びをより長く安定させることが期待できます。

また、噛み合わせをしっかりと整えるためにはマウスピース型以外のリテーナーを提案することもあります。
状況に合わせた適切なリテーナーを使用することで、治療によって整った歯並びの状態を長期間維持することができます。

 

4. 新潟市南区の歯医者 大通り歯科の歯並び・嚙み合わせ改善インビザライン矯正

新潟市南区の歯医者 大通り歯科では、「自然な笑顔と健康的な噛み合わせの両立」を目指して、矯正装置が目立ちにくく取り外し可能なマウスピース矯正「インビザライン矯正」を提供しています。

歯並びは見た目だけでなく、噛み合わせやむし歯・歯周病のリスクにも影響する可能性があります。
大通り歯科では、一人ひとりに合わせたインビザライン矯正計画で、自然な笑顔と健康的な歯並び・噛み合わせを目指します。

インビザライン矯正は、透明なマウスピースを使うため装着中も目立ちにくく、取り外しができるため、食事や歯磨きを通常通り行うことができることが特徴です。
出っ歯・受け口・すきっ歯・乱ぐい歯・開咬・過蓋咬合・交叉咬合の矯正治療など、幅広い歯並び・嚙み合わせのお悩みに対応しています。

「歯列矯正はしたいけれどワイヤー装置の見た目に抵抗がある」「マウスピース矯正で矯正治療できるのかわからない」そんな疑問やお悩みを抱える方は、新潟市南区の歯医者 大通り歯科へお問い合わせください。
矯正治療を通して理想の笑顔に近づくお手伝いをさせていただきます。

 
 

まとめ

インビザライン矯正後は、歯が新しい位置に安定するまで時間がかかるとされています。そのため、リテーナーで歯並びを保つ「保定期間」がとても重要です。特にマウスピース型リテーナーは、目立ちにくく日常生活にも取り入れやすい装置です。ただし、装着時間を守らなかったり清掃を怠ったりすると、後戻りやトラブルの原因になることがあります。装置を正しく使い続けることで、整った歯並びを長く維持しやすくなります。
インビザライン矯正後のリテーナーにお悩みの方は、 新潟市南区の歯医者 大通り歯科までお問い合わせください。


大通り歯科のインビザライン矯正

 

監修:大通り歯科
院長 渡部 平馬
略歴
平成21年3月新潟大学歯学部 卒業
平成22年3月新潟大学医歯学総合病院臨床研修 修了
平成22年4月新潟県上越市きたしろ歯科診療所 勤務
平成26年3月新潟大学医歯学総合研究科博士課程 修了
平成26年3月新潟大学医歯学総合研究科博士課程 修了
平成27年大通り歯科 開院
平成28年T&Eインプラントコース 修了
平成29年Dr.弘岡 歯周病学コース 修了
平成30年YDO 歯内療法学コース 修了
令和2年PHIJ ベーシックコース 修了
令和3年筒井塾 咬合療法コース 修了
令和4年筒井塾 矯正ベーシックコース 修了
令和5年Myobrace system 導入
姿勢マスター講座 修了
令和6年DABSベーシックコース 修了
DABS小児矯正コース 修了

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